文字認識と翻訳は別の処理
OCRは「Optical Character Recognition」の略で、光学文字認識と呼ばれます。写真やスキャンの文字を見つけ、文字情報として読み取ります。翻訳は、その文字情報の意味を別の言語へ置き換える処理です。
数字の「0」と英字の「O」のように形が近い文字を読み違えると、後の翻訳にも影響します。また、文字が正しく読めても、短い見出しや専門用語では文脈が足りず、意図と違う訳になることがあります。
| 結果の違和感 | 考えられる原因 | 確認すること |
|---|---|---|
| 数字や文字が別物になる | 文字認識の誤り | ぼけ・反射・小ささ |
| 単語は読めるが意味が違う | 文脈や用語の解釈 | 前後の文と固有名詞 |
| 訳文が重なる・欠ける | 画像への配置 | 文字量と余白 |
読み取りやすくする3ステップ
- 原本に近い鮮明な画像を選びます。撮影ならピントを合わせ、影や反射を避けて文字に対して正面から撮ります。
- 不要な余白を切り取り、向きを整えます。長い画像は文や表の区切りで分け、関連する説明は残します。
- 画像翻訳ツールで翻訳し、数字、名前、読み順を原画像と照合します。違和感があれば画像の範囲や画質を見直します。
解像度の数値だけで精度は決まりません。小さい画像を大きく引き伸ばしても、消えてしまった線は元に戻らないためです。元データを取り直す、画面の文字を大きくして再撮影するなど、入力の段階から整えるほうが有効な場合があります。
用途に合わせた確認方法
文書の内容を検索したいなら、文字として取り出せるかが選ぶポイントです。メニューや説明図の位置関係を見たいなら、訳文を画像に反映する機能が便利です。文字情報と画像は使い道が違うので、欲しい出力を先に決めましょう。
HonyakuMiruはDeepLによる画像全体の翻訳を使い、原画像と訳画像を見比べられます。すべての文字が読み取られるとは限りません。特に手書き、装飾文字、縦書きでは、文字の形だけでなく読み順も確認してください。
自然な訳文でも、認識の段階で一文字違っていることがあります。必要な情報を原文と照合しながら画像を翻訳すると、修正すべき箇所を見つけやすくなります。全体の流れは画像翻訳の基礎ガイドでも紹介しています。